2016年2月8日月曜日

恋のような広告。高橋40年。

読み手のなかに小さな?をうむキャッチは
ボディコピーへ誘導する手として有効です。
ただ、まったく訳のわからない?はダメで
なんとなく言いたいことわかるんだけど・・
ぐらいがちょうどいいみたいです。

そしてボディで新しい価値観や、
発見を提示しながら商品におとす。

訴求スピードはそんなに早くないけど
じっくり好きになってもらえる広告です。


(キャッチ)
高橋真梨子は、
ウイスキーである。

※なんかわかる!けど全部はわかりきらない。
  だから先を読みたくなるんですね。


(ボディ)
人生は短く、恋ばかりに費やせない。

※真理から入るパターンですね。
  人生は短い、という事実(長いという視点はひとまず置いといて)
  恋ばかりに費やせない、という共感。
  左ジャブに、右ストレート。


むしろ恋などしていない時間の方が長い。

※そのとおりですね。事実の深堀です。
  恋したくてもできないという悩み、ともいえます。


だから生活の合間に、
「恋に似たもの」を味わう。

※悩みに対する解決法を提案しています。
   「恋に似たもの」。これがコンセプトですね。


それはシングルモルトウイスキーであったり、
あるいは、うっとりする曲であったりする。

※具体的な解決法の提案です。
  シングルモルトという具体性、
  うっとりする曲という抽象性。
  このさじ加減さすがです。


山崎ナオコーラ


(おさえ)
高橋真梨子
レコードデビュー40周年記念作品集
「高橋40年」本日発売。


読むとゆたかな気持ちになれる。
この広告自体もすこし恋のようなもの
にちかい気もするんですよ。

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