2016年2月15日月曜日

贅沢って何だろう?コーヒーの広告


一度うんと贅沢してみたいなぁ、というのは

多くの現代人がもつ欲求ではないでしょうか。

 

たとえばこの「贅沢」という言葉。

あらゆる方向からじっと見てみると、

いろんな「贅沢」があることに気づきます。

 

一軒家を買うのも贅沢。

高級車を買うのも贅沢。

月に一度の外食も贅沢。

食後のスイーツも贅沢。

一杯のコーヒーも贅沢。

 

このようにコピーライターは、

ひとつの「贅沢」という言葉をとっても

上下左右表裏から価値を見出さないといけません。

 

で、この広告です。

じつは「こんなに身近にできる贅沢」がある。

その気づきがコンセプトになっています。

 

 

 

(キャッチ)

贅沢とはお金のかかるものなのか?

 

※一般論に疑問を呈しています。

 コピーライターの大切なスタンスです。

                      

 

世の中には、「今日できる贅沢」もあります。

 

※ここが発見ですね。発見というか再発見ですね。

 もともと今日できる贅沢って、みんなしていた。

 そこを明言化したうえで、商品を提案しています。

 

 

お金の問題じゃなくて。

 

※高くないよ、というメッセージですね。

 売り売りではないボスのトーンを保っています。

 

 

BOSS 贅沢微糖

 

商品名に価値を表す言葉がある場合、

そこを起点に展開すると、商品とのつながりの強い

いい広告ができやすいと思います。

 

 

コーヒーって日常のほんの一息の楽しみだと思うんです。

 

それを「贅沢って言えなくもないよね?」と

しあわせ度を引き上げた点でいうと、

販促だけでなく人の気持ちも豊かにしている広告だと思います。

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