2016年2月12日金曜日

気づき+繋ぎがたいせつ。釣り具のイシグロ

「そういえばそうだね!」とか
「たしかにそうだ!」という発見をすることが
キャッチフレーズづくりのひとつのコツです。

でも何か糸口がないと、なかなか見つけられそうもありません。

そこでポイントとなるのが、
何を起点として「たしかに!」を発見するか。

例えば、「ターゲット層」のことを深く知ってみる。
そのとき大切なのは、ちゃんと商品に関する気づきであること。

例えば、「商品」に関することを深く知ってみる。
そのとき大切なのは、ちゃんと読み手に関する気づきであること。

そんな発見系で、いいなと思う広告です。


(キャッチ)
道具が多い趣味に、男は弱い。

(おさえ)
魚と人を繋ぐ
釣り具のイシグロ


「男」について深く知ることで、
道具が多いという釣りの特性に結びつけていますね。
ただ、イシグロの独自性がまったくない点は問題だと思います。

同じシリーズから、もうひとつ。


(キャッチ)
毎日、命懸けで生きている魚に、
遊びで勝てるわけがない。

(おさえ)
魚と人を繋ぐ
釣り具のイシグロ


これは「魚」のことを深く考えることで出てきた真理から、
釣り=遊びという概念を変えてしまおうという視点です。

本気の趣味道具がイシグロなら選べる。
みたいに、何かしらイシグロに繋げてほしかったなぁ、と思います。

いずれの広告も、イシグロに繋がりきれていないのが
改良できそうな点ですね。


でも。キャッチの発見はさすがです。

0 件のコメント:

コメントを投稿