富士山の頂上をめざすにしても、
吉田、御殿場、須走などルートはさまざま。
広告も読み手を行動させるゴールまで、
さまざまなルートがあります。
たとえば商品が『高校生の模擬テスト』の場合、
模擬テストを受けてもらうことがゴールですよね。
たぶん誰もが知るメジャーなルートは、
「自分の実力がわかるよ!」と伝えることかもしれない。
でもきっとそれだけじゃない。
え!そんな最短ルートあったの!?
と思わずうなってしまうルートがあるんです。
それがつまり、アイデアでいう視点の発見ですね。
(キャッチ)
開成の皆さんが文化祭で
受けられなかった昨年は
灘高が目立っていました。
※出だしで「開成の皆さん」と呼びかけているのは、
キャッチの“対象をしぼる”という大事な役目です。
「文化祭で」という具体性があると、文章が生きてきます。
(商品)
全国統一
高校生テスト
「自分の実力がわかる」という
模擬テストの基本的なメリットではなく、
「灘高に負けるか!」という競争心にアプローチしているわけです。
この競争心。ぐっと深くまで掘り起こしてみると、
「競争に勝って自分の子孫を残すんだ!」という遺伝子の願望にいきつきます。
「模擬テストで実力を把握して、うんちゃらかんちゃら」というルートより、
断然はやく頂上にたどり着けそうじゃありませんか?
そもそも勉強することって、生き抜くチカラを身につけることですし。
開成も灘高も男子校だからこそ、
「競争心」というルートが最短だったのだと思います。
女子高なら、
また彼女たちが登りやすい別ルートを探さなくちゃですね。
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