読み手にとっての価値を知らせることが大切です。
メリットというよりも、
どんな存在なのかを考えてみましょう。
(キャッチ)
がんばる人の、がんばらない時間。
※「がんばる人」と対象を尊びながら、
「がんばらない時間」と商品が与えられる
価値を伝えています。
「がんばる」「がんばらない」が対なのも
言葉を強くするポイントですね。
(ボディ)
世の中には、がんばっている人がどんなにたくさんいるか。
ドトールは、誰よりもそのことを知っています。
※「がんばる」のひもときです。
ドトールがしっかり主語になっています。
暑い日も、寒い日も。傘が役に立たないような雨風の日も、
電車を止めてしまうほどの雪の日も。
※「がんばる」を読み手が自分ゴトに感じられる具体的なシーン表現です。
会社のために、家族のために、そして自分のためにがんばる人たち。
※なぜ「がんばる」のか?まで言及することで、より深いところで読み手との繋がることができます。
だからこそ、ドトールは思うのです。
そんな人たちに、「がんばらない時間」をあげたい。
※さまざまな前提があるうえでのドトールの願い、行動です。
すっと肩の力をぬく時間。ほっと我に返る時間。ぼおと遠くを見つめる時間をあげたい。
※「がんばらない」時間をひもといています。
読み手がイメージできるように。
つまり、自分の行動に重ね合わせられるように。
なぜなら、それが、次のがんばる時間に役立つことを、
私たちは知っているからです。
※その行動の理由も伝えています。
こうしたい訳はAもBもCもある。
そのためには、とびきりおいしいコーヒーがいります。
気軽にすわれる椅子もいる。
ひとりでいることが心地いい空間も、
空腹をしずめるおいしい食べものもいるのです。
※「がんばらない」時間はただ座る場所を提供するだけではもちろんありません。
コーヒー、椅子、空間、食べもの・・・
忘れずに具体的にお知らせしましょう。
思えば私たちが、この30年間がんばってきた店づくりは、
人々の、そんなかつがんばらない時間」のためだったのですね。
※お店の存在価値を伝えています。
人々がいそがしく行き交う街の中に、一軒のドトールを見つける。
それだけで、人の緊張がやわらぎ、その街がちょっとやさしい街に見えてくる。
※お店の存在価値をもう少しふくらませていますね。
街の中に「見つける」と動詞をつかうことで、
読み手はより実感をもってイメージできます。
これからも、ずっとそんな店でありつづけたいと願う、私たちドトールです。
※お店の宣言で締めています。
丁寧で控えめなやさしい印象が残りますよね。
「がんばらない時間」という価値の発見にあわせて、
ドトールの人柄を設定することが
ポイントだったのだと思います。
ドトールに行きたくなってきた。
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