2016年2月7日日曜日

こだわりの製法は具体的に。全農

たとえば、
「この広告シリーズは発見のある原稿を書こう」と
テーマを決めることも書くとき策かもしれません。

全農の広告シリーズは発見のある原稿をテーマに
私たちの知らない牛乳の側面をニュースしてくれ、
その新鮮さが読み手を興味をひき振り向かせます。


(キャッチ)
いい牛乳は、いい土から、つくる。

※え!そうなの?という発見をコピー化。
牛乳づくりのこだわりが伝わってくる発見ですね。


(ボディ)
こげ茶色した土から、真っ白な牛乳が。
ちょっと想像できませんよね。
※読み手がこのキャッチに驚いたわけを丁寧に代弁しています。

牛飼いの基本、をご存知でしょうか。
※問いかけて話の中に誘導しています。

乳牛のえさは、牧草。一頭あたり一日に約50キロほど平らげます。
その牧草の質により、牛乳の味は決まってしまう。
※乳牛のえさのこと。そのえさと味の関係を解説。

そこで酪農家は、いい牧草の基礎となる、土づくりからはじめます。
※乳牛は牧草で育つ→いい牧草は土から→酪農家は土からつくる、という流れですね。

土を耕し、良質な堆肥を畑に還元する。
この繰り返しにより、土は肥沃化し、
栄養価の高い牧草ができあがるのです。
※いかにいい土づくりをしているのかイメージが湧くように説明しています。

まるで農家みたい?
※ここで短いセンテンスでリズムを生みつつ、
読み手をまた会話に参加させています。
そうか、ボディは読み手との会話、なんですね。

そういえば酪農家という言葉には、
農家が含まれているんですね。
※気づきがここにもあります。

今度、牛乳を手にしたとき、
思い出してくれるとうれしい。
※これは牛乳のブランディング広告です。
広告を読んでいる今だけでなく、
牛乳を手に取ったときにも
思い出してもらえるよう促しています。
ちゃんとフォローされていますね。

すべては土から。全農です。
※そういえば全農という言葉にも、農がつきますね。
たいせつに牛乳をつくっている姿勢が伝わる締めの一文です。


ていねいな取材が素晴らしい広告を生むんですね。


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