いま世の中では何が語られているのか?
それを把握した上で「うちはこう考える」
という新しい視点を提示するのが
ブランド広告の常套手段かもしれません。
こちらはその好例です。
(キャッチ)
この学部は、甘くない。
しかし、世界はもっと、甘くない。
※ なんてど正直なメッセージなんでしょう。
ネガな話だからこそなんだか信用できそうで、
先を読みたくなる気がします。
※ 学部、世界という言葉を使っているので
おおよそ何の広告かも理解できますよね。
(ボディ)
国際系の学部へ進めば、国際社会で活躍できる。
そんな勘違いはしていないか。
※ これ、図星の高校生が結構いたんじゃないでしょうか。
でも高校生たちがわるいわけじゃないんです。
他校があまりにも「世界で活躍できる人材に!」みたいな
メッセージを軽はずみに大量発信してて…
それに対する警鐘でもあり、差別化でもあるんですね。
ここはスタートラインに過ぎない。
※ この一言で、さらに信用度があがりますね。
入って学べばグローバル人材になれる、
なんておいしい話はしないのです。
4年間という限られた時間に、いかなる視点で世界を見つめ、
自らの強みを見出し、いかにしてそれを高めるか。
※ ではどうやって、理想の人材を目指すのか。
が語られています。どう学びに向き合うかという
この大学の考えを伝えているセンテンスです。
そう、この場所で過ごす一日の密度が、
あなたの未来を決定する。
※ 前のセンテンスで話した内容を要約して、
未来にどう影響するのか伝えています。
同じ志を持つ仲間と、心地よい緊張感の中で学ぶ。
それを叶える環境こそ、私たち学習院大学の強み。
※ より具体的に大学の環境について解説しています。
前段で語った考えを元に大学が用意しているのは、
「心地よい緊張感」のある環境。
まじめに世界を目指す人へ。
※ つまり他校で世界を目指す人との違いは、
すごく抽象的だけど「まじめに」という点。
「真剣に」がスッと伝わるよう変換しています。
(おさえ)
国際社会学部(仮称)
2016年誕生
学習院大学
世の中の流れをしっかり見ないとコピーは書けませんね。
そして、少し良い方へ流れを変える役目も担っていると思うんです。
広告ってモノを売るだけじゃない。きっと、たぶん。いや確実に。
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