2016年2月8日月曜日

人権広告は「気づき」と「トーン」がきっとたいせつ。

人権週間の広告には、
ハッとする視点を与えてくれるものがたくさんあります。
この広告もそのひとつですね。


(キャッチ)
あなたの一には
辛さを「幸せ」に
変える力がある。

  読み手の強みに気づかせて上げる視点。
しかも行動はほんの少しでいいよ、というさじ加減。
上から目線ではなく等身大ですばらしい。

(ボディ)
誰もがみんな、幸せになりたいと思っています。
  真理ですよね、みんな頷く共感センテンス。

しかし自分だけの力では「辛さ」を越えて
動けない人がいるのも社会の現実です。
  ここで問題提起センテンスです。
1文目のような事実はあるけど、
その中でこんな問題もあるよねという指摘。

ほんの少し敏感になって気持ちをくみとり、
お互いを意識しあう「一言」を、
人権週間を機に、もういちど考えてみましょう。
  行動を具体的に促すセンテンスですね。
決してここも正しいことを強制せず、やさしく語りかけています。


意識改革と行動を促すためには、

気づきの視点+スッと伝わるトーンがたいせつなのですね。

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