みんながあまり知らない事実を発見して、
キャッチにする方法もありますよね。
それは商品やサービスに直結する事実であり、
かつ、ポジティブな発見であってほしい。
(キャッチ)
女の子の登校率が上がると、
子どもの死亡率が下がる。
ココがイイ!
・ 鮮やかなほど綺麗な対比コピーですね。
・ 数多くの資料を読み込んだからこそ、発見できたのではないでしょうか。
・ 「勉強」ではなく「登校」というより具体的な動詞にすることで
よりアクティブな印象が出ています。
(ボディ)
読み書きができれば、たとえば薬の説明書きが読めるようになる。
病気から命を守る方法を、自分で学べるようにもなる。
そのため、教育を受けた女の子が母親になったとき、
自分の子どもや家族の健康も守れるようになります。
実際、発展途上国では、母親が高等教育を1年受けるごとに、
5歳未満児の死亡率が5〜10%低くなった実例もあります。
さらに、教育を受けた母親は、自分の子どもも学校に通わせる可能性が高いため
女子教育の前向きな力は、世代を超えて社会に広がっていくのです。
しかし、世界には「女の子だから」という理由で、水汲みや家事に追われ、
学校に通うことができない子どもが、5300万人もいます。
そのためユニセフでは、地域コミュニティへの女子教育の啓蒙や、
カリキュラムやトイレにも配慮した、女の子も学びやすい環境の学校を普及させるなど、
さまざまな活動をすすめています。あなたもユニセフといっしょに、すべての子どもたちに明るい未来を届けませんか。
ココがイイ!
・ 1ブロック目:子どもが勉強する健康メリット
勉強することで子どもたちにどういったメリットがあるのか。
現在、未来、もっと先の未来という3ステップで具体的に説明しています。
「説明書」が「説明書き」と表現されており、社会格差も伝わってきます。
・ 2ブロック目:勉強で死亡率が下がる実証データ
& 明るい未来
ボディでいきなりデータを説明するのではなく、
勉強が子どもたちの健康を守る実態を解説した上でのデータ紹介です。
そこから「教育を受けた母親は〜」と、さらに未来の話に続きます。
・ 3ブロック目:問題提起(一転してきびしい現状)
1、2ブロックはいわば発信者の考える理想です。
その理想に共感してもらうブロックでした。
「女の子だから」という理由で困難な状況にいる子どもが
具体的な数字で語られ、よりリアルに伝わってきます。
・4ブロック目:解決策
& 参加促し
ここでようやくユニセフの活動が紹介されます。
一緒に未来をとどけませんか、という肯定しやすい促しに留めています。
(おさえ)
ユニセフ募金に、ご協力下さい
あなたのご支援が、世界の子どもたちの元へ確実に届きます。
ココがイイ!
・「支援が確実に届く」…これもこまやかな取材によって生まれた強い事実、なのかもしれません。
unicef
どれだけ素晴らしい発見のあるキャッチフレーズでも
ボディでしっかり行動の促しにつなげる必要がありますよね。
その意味で見本になる広告だなと感じます。
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